本文へスキップ

ラフターヨガを通して笑いを広める ラフターヨガ・ネット

  なすこワールドニュースWORLD NEWS

第一回 ニュージーランド ラフターヨガ全国大会に招かれて

 去る2013年6月25日から7月2日まで私はニュージーランド(以下NZ)の北島パラパラウムに飛んだ。山梨の八ッ岳ラフタークラブのティーチャー黒田利夫さん(通称クロちゃん)と2人旅である。香港を経由し翌朝8時にオークランド着。プロペラ機の小型NZA国内線に乗り換えマオリの名残の町パラパラウムに到着したのは午後の3時過ぎだった。
nz1.jpg

小さな空港はおもちゃ箱の様にトラックで荷物を運んでくる。改札を出るとすぐ小柄なリンダが弾けんばかりの笑顔で駆け寄ってきた。今回の第一回NZラフターヨガ全国大会の実行委員長である。クロちゃんは初対面だが、私はまる5年ぶりの再会で懐かしさが込み上げてくる。

37030104.JPG37030103.JPG37030023.JPG
     リンダと私            マーブと私    
マーブとクロちゃんとジョン(リンダの夫)







実は彼女と初めて会ったのは2008年オーストラリアで開かれたティーチャー養成講座であった。その主催者はメルボルン出身のマーブ・ニールで、今回もNZでティーチャー養成講座の講師を務め、全国大会を企画したマスタートレーナーである。私はこの二人に今回招待されたのである。


37030018.JPG
パラパラウムの「エメラルド・グレン・ロード」は殆どリンダ夫妻の所有地でその広さは11エーカーという。緑につつまれた小高い所にアイルランド風の屋敷があり、それを全部解放して全てのプログラムを行うという発想にまず驚かされた。料理も飾り付けも名札も会場のセッティングも全て手作りで、猫3匹犬3匹も自由に出入りするといった何ともアットホームな会場に、主催者の愛情が感じられる。


                                       
                                         台所で昼の準備

初日から2日間はマーブのティーチャー養成講座に参加する。全部オーストラリア訛りの英語なのでクロちゃんには皆ジブリッシュに聞こえたというが、さすが演劇俳優である。情況は全んど理解できている。そしてここでも「笑い」が世界共通語であることを実感し、笑いで互いの距離を縮めすぐ打ち解けて親しくなれた。

37030032.JPG37030075.JPG37030089.JPG
   マーブのT-養成講座
         風を送るラフター        ミルクシェーク








マーブの講座はエクササイズよりもラフターヨガの概念を参加者に徹底させようと、笑いの効用・意味・哲学・実践時のリーダーのあり方にこだわっていたように思われる。エクササイズはやはり同じようなものでも異文化の影響で雰囲気が違うのが面白い。『ミルクシェイクラフター』は小さなティーカップで始まり、最後はバケツで豪快にやって笑う。その笑い声がまた迫力があり多文化国家でサモア人やドイツ系・イギリス系の人もあれば、オーストラリアのキャッツの長くて高い笑いなど、5人しかいないのに様々で遠慮なく思う存分笑うから屈託がなく、日本人の笑いとは大違いである。


28日から南北の島々からラフターの仲間が40人以上集まり、第一回NZ全国大会が開会した。出席者の紹介が近い順に発表され、最後に日本の参加者として二人の名前が発表されると、ひときは大きな歓声が沸き上りキューイホスピタリティーの歓迎ムードである。


37030086.JPG37030134.JPG
コンファレンスの始まり(マーブの司会) 
コンファレンス集合写真








プログラムはラフターヨガのメッソドや体験者の発表・NZで国民栄誉賞を受けたかなりの有名人や科学的研究者のメンタルヘルスに関するもの・社会貢献と笑い・笑いとセラピー・Sound of Joy・ビジネスと笑い・ナドなど非常に質の高い発表と笑いの雰囲気が満載され、交流が常にあり人間関係を深く紡いでいく時間の流れが自然で、心地よいのが嬉しかった。

37030133.JPG37030121.JPG37030109.JPG
ケアクラウン(パッチの弟子)と私
    アマゾンなすこの説明      仮装大会とファンパーティー




37030115.JPG






    ドクターとスカイプ






私達は日本の現状を報告したが、出来立ての”Smile Book"も活用させて頂き、日本の高齢化社会の現状を伝え、老人介護施設などでのエクササイズを実演し、結構喜ばれたのではないかと思う。特に歌を入れて笑う事や手遊びでジャンケンや伝統的なゲームを紹介し随分盛り上がった。最後にクロちゃんから第一回NZラフターヨガ大会の成功を祝う”三三七拍子”や”バンザーイ三笑”を披露し喝采を浴びた。異文化の効用である。

今回は大雑把な報告であるが、果実もある事をお伝えしたい。日本のラフターが今急速に広がっている事を知り、来年は日本を訪れ日本中を「ラフターツアー」で周りたいという声が高まった。来年11月頃にはオーストラリアやNZから日本各地のラフター(笑い)ヨガクラブを訪れ、笑いの交流が生まれるのではないだろうか!!!

又、来年もNZで全国大会を計画しているという事で、リンダから是非日本の方達からも大勢参加して欲しいとメールが入っている。今度は笑いだけでなく美しいNZの観光も提供したいと熱烈歓迎のお誘いである。「ヨガ」とは「繋ぎ」という意味があるというが、5年前の出会いが今回の大会に繋がったという事は嬉しい事である。これからもさらに日本のみならず世界との繋ぎ(=ヨガ)の機会が増えるよう活動していこうと考えている。

37030137.JPG37030140.JPG
皆でリラックス
楽しかったね〜    オークランドで最後の食事









【会場】NZ北島ウエリントンの近く西海岸パラパラウム「エメラルドグレン」

【内容】ティーチャー養成講座・全国大会の様子

contents

ラフターヨガ・ネット

〒981-0954
宮城県仙台市青葉区川平3-31-23